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【論説】「とりあえず選挙に行こう」という恐ろしい呼び掛け

※イメージ画像

 

10月31日に行われた衆院選では、「とりあえず選挙に行こう」という呼び掛けがCMでも多く流れた。

 

実に恐ろしい呼び掛けである。政治の本質的な問題点を考えたこともない人々が大挙して投票すれば、例えばナチズムや暴力革命を肯定するような政権が易々と誕生してしまう。

 

民主主義において最も重要なのは、ただ投票することではない。有権者1人1人が政治に関心を持ち、この社会をどう改善していけばいいのか、問題の本質は何なのかを検証し、そこにコミットしている政党なり候補なりが活躍できる場を提供すべく、一票を投じることではないのか。

 

つまり、無知な一票は何もしない一票よりも余程怖いのである。順位としては、熟慮した一票(白票含む)>無投票>無熟慮の一票、である。普段から政治や経済に興味もなく、よく分からない人間が、危険な政策を訴える候補に無熟慮な一票を投じれば、それは危険な大衆迎合政治への第一歩となる。政治や経済に関心もない人間はむしろ無投票でいてくれた方が、政治は誤った方向には進まないのである。

 

だから、投票率の低下で憂慮すべきは、「有権者が投票しないこと」そのものではなく、「政治に関心を持たない有権者が増えていること」にある。先ずは政治教育を充実させて有権者への政治リテラシーを高め、深い洞察力を醸成させてから投票への呼びかけを行うべきである。

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