pet「マリの喫茶室」

【マリの喫茶室】  私がGo Toに反対する理由

 菅総理から岸田総理に変わっても、ほとんど変わり映えがしないというのが、大方の感想だろう。

 「成長と分配」というのは、まるで高度成長期の発想だ。成長なき分配になりかねない。

 特に、失望したのは「Go To」の再開である。衆議院選挙を前に、Go Toに明確に反対しているのは残念ながら共産党だけである。

 

【私が「Go To」に反対する3つの理由】

 

 (1)Gotoなくても、旅行は既に予約急増中

   緊急事態宣言解除とともに、旅行の予約はすぐに解除前の10倍になったという。

   高齢者層を中心に、旅行に行きたくてうずうずしている人が多い。

   そういうわけで、Go To で税金をばらまかなくても、もう旅行は回復基調にある。

   旅行に行きたい人はGo Toがなくても旅行に行く。

 

(2)個人の遊興費に税金を使うな

   国は既に赤字で、財政再建を先送りして、赤字国債でバラマキを続けている。

   コロナ対策でも大いに税金を支出している。

   今求められているのは、メリハリのある支出、あれか、これか支出の優先順位をつけることである。

   個人の旅行や食事になぜ税金を投入するのか。しかも恩恵を受けるのは主に時間と資産を持つ高齢者層である。現役世代は旅行に行かずに働いている。

   旅行や食事くらい身銭を払っていけ。

   そんなことに税金を投入するな。

 

 (3)Go Toはコロナ感染拡大につながる

   人流が増えれば感染は拡大する。それがはっきりしているにもかかわらず、なぜ人流増加に直結するGo Toをやるのか。

   昨年、秋から冬にかけて、Go Toの開始とともに、コロナの新規感染が広がった。この結果、年明けとともに緊急事態宣言を発令したのを忘れたのか。

   Go To旅行者のクラスター例もあったが、それ以上に、国が遊べと言っているのだから、という気の緩みが人流拡大を招いた。   

   もし、コロナで打撃を受けた旅行業界や飲食業を支援したいのなら、消毒やパーテーション設置などのコロナ対策費の一部を支援すればいい。

 

(美しすぎるチーター 和歌山のアドベンチャーパークにて)