kokutai「日本への回帰」「揺るぎなき国体」

【日本への回帰】 北京オリンピックに反対する  荒岩宏奨(展転社代表取締役)

 来年(令和4年)2月4日、中共の首都である北京で、冬季オリンピックが開催される予定となっている。しかし私は、この北京オリンピックに反対している。

 今年7月、アメリカでは上院の超党派議員が、開催を延期した上で開催地の変更を求める要請書を国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長宛てに提出した。さらに、アメリカやヨーロッパでは、ボイコットを求める声も上がってきている。新疆ウイグル自治区でのウイグル人に対する人権侵害がその理由である。

 私もオリンピックの開催地を中共以外の他の都市へ変更すべきだと思っている。

 オリンピックは「平和の祭典」と呼ばれている。そもそもそのことに疑念があるのだが、今回はオリンピックが本当に「平和の祭典」かどうかはとりあえず置いておく。オリンピックを「平和の祭典」と称するのであれば、中共の都市はオリンピック開催地にふさわしくない。

 中共は1949年の建国以来、満洲、南モンゴル、ウイグル、チベットなど近隣諸国を侵略し、少数民族に弾圧を加え、民族浄化も行ってきた。それは今なお継続されている。

 平成20年(2008)には北京で夏季オリンピックが開催されたが、この開催前にもやはり世界中でボイコット運動が展開された。このときには、スーダンのダルフールで行われた虐殺に中国共産党が支援していることが明らかになった。そのため、北京オリンピックは「ジェノサイド・オリンピック」とも呼ばれた。

 中共は近年も、香港で民主活動家に、新疆(しんきょう)ウイグル自治区でウイグル人に弾圧を加えている。また、習近平は辛亥(しんがい)革命110年大会で台湾統一について発言した。台湾併呑(へいどん)の野望を剥き出しにしたのである。

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