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【論説】昭和時代に興味を持つZ世代

※イメージ画像

 

塾で最近教えた個別生徒の高校生2人が共に歴史好きで、共に昭和時代に最も興味があるという。

 

日本史で人気の時代と言えば、綺羅星のごとく英雄が輩出された戦国時代や幕末維新である。いずれ劣らぬ個性的な才能が混迷する時代の中で、或いは敗れ、或いは新世界を切り拓く偉人となっていった。

 

1995-96年に放送されたNHKスペシャル『映像の世紀』が、深夜に再放送されている。第1集「20世紀の幕開け~カメラは歴史の断片をとらえ始めた~」から第11集「JAPAN~世界が見た明治・大正・昭和~」まで、ほぼ100年間の人類の歴史を映像と共に紹介している。日本でテレビ放送が開始されたのは1953年からだが、英国では1873年からテレビジョンの開発が始まる。英国BBCがテレビ実験放送を開始したのは1929年で、1936年に正式開局された。

 

映像の歴史は映画から始まった。発明王トーマス・エジソンが箱の中を覗き込む映像装置キネトスコープを発明し、シカゴ万博に出展されたのが1893年。翌年、世界初の実写映画『工場の出口』が公開され、1910年代から映画の急速な発展が始まり、ハリウッドが映画の街として形作られていく。

 

20世紀はまさに映像が始まり、21世紀のデジタル映像へとバトンを渡した時代である。明治時代から始まった20世紀は1912年に大正元年、1926年に昭和元年と元号を代え、1989年に平成元年を迎えた。

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