kiji記事

【論説】YouTubeのモラルに支配された社会

※イメージ画像

 

スマートニュースやヤフーニュースなどスマホのアプリで記事を閲覧していると、「炎上系」や「物申す系」と言われるYouTuberを取り上げたニュースがやたらと目につく。別のYouTuberを煽ったり、対決したり、時事問題を解説したり、世の中を斬ったりしている。

 

日本は言論自由の国だから、誰がどんな発言をしようが結構だが、彼らが「影響力を持つ」というだけでニュースとして採り上げることに違和感を抱き続けている。

 

時には正当な意見も散見されるが、煽りを目的としている場合も少なくない。若手YouTuber全体に言えることだが、動画内で言葉の言い間違いや漢字の読み間違いも目立つ。彼らの言動は10代や20代に影響力を持つため、非常に浅薄な主張や判断が世間に流布し、誤った考え方や言葉の使い方が当たり前のように浸透しかねない。

 

彼ら自身は自らをクリエイターと自称し、「好きなことで生きていく」と宣言し、小中学生の憧れの的にさえなっているが、やっていることはお遊びの延長である。数百万円使って宝くじを買ったり、ドッキリと称して知人を騙したり。そのリアクションやハプニングが思いがけぬ映像になれば数十万、数百万再生とバズり、動画そのものがニュースにまでなる。

 

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