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【論説】真実味を帯び始めたウイルス人為説

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新型コロナのウイルス発生源が中国・武漢ウイルス研究所からの流出・漏出ではないかという見方が強まっている。ブリンケン米国務長官は世界保健機関(WHO)が中国に要請している発生源についての追加調査に支持を表明。一方の中国は「今後の追加調査は認めない」と猛反発している。

 

ブリンケン氏は7月28日、クウェートでテドロスWHO事務局長と会談し、追加調査の支持を伝達。科学的根拠に基づいた透明性のある調査の必要性を強調した。WHOは今年3月、武漢で初めて調査したが、同研究所からの流出可能性は極めて低いとする報告書を公表している。

 

ところが今月に入って、WHOは第2段階の調査計画を中国に示し、中国側は拒否。人民日報は「支持率低迷に悩むバイデン政権が国民の関心を逸らそうとしている」などと陰謀論を主張し、WHOに対して逆に米国内への調査を求めている。バイデン政権は国内情報機関に発生源調査を指示し、中国には情報公開を求め続けている。

 

これまで中国の言いなりだったテドロス氏の方針が変更した背景には、祖国エチオピア援助や事務局長の椅子をネタに圧力を続ける中国側の思惑に沿って動いてきたが、欧米の政府やメディアからも強く圧力を受けるようになり、客観的に対処せざるを得ない状況になったからだと見られる。免疫学者でもある同氏は「研究所での事故は起こりうる。私自身ミスをしたことがある」とフォローしつつ、研究所流出説を否定させようとする圧力があったことを認めている。

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