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貴族の館は素晴らしい文化遺産 旧小笠原伯爵邸

 

「見よ! この素晴らしい本格的スパニッシュ様式の近代建築を!」

と思わず叫びたくなるほど美しいのが「旧小笠原伯爵邸」である。

 

旧世界(戦前)には貴族華族制度があり、それぞれ贅を尽くした自邸を建築した。目黒の朝香宮邸、駒場の前田侯爵邸、旧岩崎邸、などなど、明治からの西洋館ラッシュに続き、大正から昭和初期にかけては、近代建築の華の時代だった。

敗戦後、それらの建物はご承知の通り米軍に接収され、職人技が美しかった漆喰の壁や伝統的な工法は、ベタベタとペンキで塗られるという悲劇もあった。

現在、戦火を生き延びた多くの文化遺産としての建物の多くは、博物館や文学館、資料館、企業の迎賓館などに使われており、見ることも訪れることも可能なところがあるのが嬉しい。

貴族社会は「人間だれしも平等」の原則で戦後失われたが、貴族社会があったからこそ花開き世界に伍す日本を作った側面も忘れてはならないと思う。

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