kokutai「日本への回帰」「揺るぎなき国体」

【日本への回帰】 靖国神社みたままつり  荒岩宏奨(展転社代表取締役)

 毎年七月十三日から十六日までの四日間、靖国神社ではみたままつりが行われている。みたままつりは、本殿で祭典が執り行われるだけでなく、境内には提灯(ちょうちん)や雪洞(ぼんぼり)などが掲げられる。夕方にはその提灯に明かりが灯り、幻想的な風景となる。また、さまざまな奉納行事が行われたり、露天商の出店があるので、みたままつりは東京の夏の風物詩となっている。そのため、みたままつり中は多くの若者が浴衣姿で靖国神社を訪れていた。

 ところが、昨年(令和二年)は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、みたままつりが中止となってしまった。そして今年は、露店や奉納行事などは感染拡大防止のために中止となってしまったのだが、祭典は執り行い、提灯と雪洞は掲げるとのことである。

 靖国神社のみたままつりは、昭和二十二年からはじめられた。

 その前年である昭和二十一年に、そのきっかけとなった出来事があった。昭和二十一年七月、長野県の遺族会が上京し、靖国神社境内の相撲場でご祭神をお慰めするために盆踊りや民謡を奉納した。これがヒントとなって、翌年から靖国神社はみたままつりをはじめたのである。

 神事である祭典は、七月十三日に前夜祭、十四日に第一夜祭、十五日に第二夜祭、十六日に第三夜祭が執り行われる。この四日間とも、午後六時から斎行されているようである。

 みたままつりの期間中は、参道入り口から神門にかけて、参道の両側に大型の提灯が掲げられる。提灯の数はおよそ二万灯に上るらしい。そして神門を入ると、小型の提灯が掲げられている。およそ一万灯とのこと。この約三万の大小の提灯は、全国の崇敬者から奉納されたもので、その一つ一つの提灯に組織や個人などの名前が記されている。なかには一つの提灯に一文字で、数基の提灯で一人または一団体の名前を記しているものもある。夕方になると、三万灯の提灯に明かりが灯される。すると、参道は光に包まれた幻想的な風景となる。みたままつりが「光の祭典」とも言われる由縁であろう。

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