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【論説】対中国でのG7結束を確認、サミット閉幕

※G7サミットの様子(官邸HPより)

 

英国コーンウォールで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)が13日、閉幕した。共同宣言では、台湾海峡の平和と安定の重要性が初めて明記され、COVID-19の影響で2年ぶり開催となったG7にとって、否が応でも存在感の大きくなった中国が裏テーマともいえる会議となった。

 

昨年、議長国となるはずだった米国はトランプ大統領(当時)が、G7という枠組みそのものが「時代遅れ」と否定的で、ロシアやインドなども加えたG10やG11に拡大したいとの意向を示した。英国がロシア参加に反対し、日本が韓国参加を拒否、ドイツはG7拡大そのものを批判するなどしてまとまらず、結局、テレビ会議でG7首脳会議が行われるにとどまった。

 

G7が開催されなかったこの2年間、世界は中国のやりたい放題に手を焼いてきた。COVID-19のパンデミックや香港の直接統治、ウイグル人弾圧、南シナ海や東シナ海への海上進出、一帯一路の名のもとで行われているアジア・中東各国の港湾使用権の独占、台湾や豪州に対する一方的な貿易制限等々、覇権国への野心を剥き出しにしている。

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