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官僚の腐敗は亡国、日本の官僚政治の行末 堀芳康(國體護持研究家)

日本の将来が心配な理由は一番は最高規範である憲法だが、民主主義という統治形態に国策がなく、腐敗した官僚政治は崩壊した清国のように思えるからだ。

「紫禁城の黄昏」を書いたジョンストンは、清国崩壊の原因を、皇帝や西太后の無知や無能、放漫な浪費体質より、内務府の問題を一番に置いている。ジョンストンは彼等の事を「王朝の生き血を吸う吸血鬼」にたとえている。

内務府は皇帝の財産管理だけでなく、政府の予算配分の実権まで握る巨大な力を得ていた。日本で言えば、昔の大蔵省みたいな力だ。

時間の経過とともにその巨大な力は、皇帝の臣民への労りを行う事を補佐する目的から、自らの権利と財産を守る事に変わってゆく。

権力組織が複雑化し、目的を見失い、やがて一人歩きする。これが崩壊の過程なのである。予算が足らないという理由で消費税をとる。しかし、そのお金はスケジュール消化のように官僚の手練手管の中に消えてゆく。この統治形態が素晴らしいでしょうか?

統治形態の理想はこれでいいのか?それは考えなければならない時だと思います。