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【論説】東京五輪は意外と盛り上がるのではないだろうか
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ほぼ1か月後に迫った東京五輪について、国民の過半数が開催に反対している状況だが、過去の経験則からすれば、開催によって雰囲気は一変し、予想外の盛り上がりを見せるのではないだろうか。
よく似た雰囲気が3年前、2018年夏のサッカーFIFAワールドカップ(ロシア大会)の直前にもあった。前年から国際親善試合で勝てなくなったハリルホジッチ代表監督を、JFA(日本サッカー協会)は4月に解任。後任にJFA理事だった西野朗氏が抜擢されたものの、5月末のガーナ代表との親善試合は0-2で敗れ、6月8日のスイス代表との親善試合でも0-2で敗北。
大会が開幕した6月19日段階で、日本が戦うグループHの4か国中、「ポーランド・コロンビア・セネガルの2か国が決勝トーナメントに進出し、日本を何点差でカモにできるかが順位を決める」というのが、国内外共通の下馬評だった。FIFAランキング61位にまで落ちた日本代表には、恥ずかしい記録だけは残してくれるな。そんな国内ムードだった。
ところが、蓋を開けてみれば初戦のコロンビア戦を2-1で勝利し、決勝点を挙げた大迫勇也(以下、選手敬称略)への「大迫半端ないって」という言葉がその年の流行語大賞にノミネートされるほど最高のスタートを切った。第2戦でセネガルに2-2と引き分けた日本は暫定1位となり、グループ通過が濃厚になった。
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