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【論説】独裁者を次々引き込むプーチン戦略

※イメージ画像

 

シリア大統領選が5月26日行われ、現職のバッシャール・アサド氏(55)が得票率95.1%で圧勝したと国営テレビが伝えた。アサド氏は2000年7月の大統領就任から連続4期目となる。

 

得票率は2014年の前回大統領選(88.7%)を上回り、アサド氏は「民意」を得たと勝利宣言した。異常な得票率の背景には、支配地域のみで実施され、北西部イドリブ県の反体制派地域では行われなかったという事情がある。対抗馬となった2候補も無名の新人でダミー候補に近い。開票作業も公正に行われたかどうか疑わしい。

 

アサド氏は2015年当時、IS (イスラミック・ステート)や欧米・トルコの支援を受ける反体制派との内戦で弱体化していたが、政権を支援するロシアが空爆で介入し戦況を一変。アサド政権は「命の恩人」とも言えるプーチン大統領(68)と急接近することになった。

 

ロシアの介入に抗議したトルコは領空侵犯したロシア機を撃墜。ロシアがクルド人への独立支援に協力する動きを見せたため、トルコで独裁体制を敷くエルドアン大統領はプーチン氏に謝罪し、矛を収めた。昨年9月、ナゴルノカラバフを巡りアルメニアとアゼルバイジャンとの間で紛争が発生すると、前者を支援するロシアに配慮し後者を支援するトルコは露骨な介入をしにくい状況となっている。

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