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【論説】パレスチナ問題の背後にチラつく米国の政治事情

 

※パレスチナ自治区の壁に描かれた落書き

 

 

パレスチナ自治区ガザ地区で5月10日から20日にかけて、イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルとの間で戦闘が行われ、200人以上が死亡し1,900人以上が負傷、6,000人以上が家を失った。5月21日、エジプトの仲介で停戦が発効し、現在は停戦監視団によって生活再建に向けたがれき撤去作業が行われている。

 

ガザ地区で死亡した住民248人のうち66人が子供だ。イスラエル側もハマスのロケット弾により子供1人を含む12人が死亡し、350人以上が負傷している。双方の小競り合いは頻発してきたものの、大規模な戦闘は2014年以来となる。武力行使に至った背景には、双方の政治的な切迫状況がある。

 

発端はガザ地区から離れた聖地エルサレムでの衝突だった。イスラエルが東エルサレムのパレスチナ人家族に立ち退きを迫っていた。しかし、当該地域はイスラエル側が国際法を無視して入植活動を進めている地区だ。イスラム教のラマダン(断食月)が始まった4月中旬から小競り合いが続き、イスラエル警察が5月7日、旧市街のイスラム教礼拝所に突入した。「一線を越えてきた」と判断したハマスが10日、イスラエルに報復のロケット弾を発射。イスラエル軍も直ちにガザを空爆し、エルサレムでの小競り合いがガザ地区での軍事衝突に発展した。

 

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