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【論説】密告者に利用されている文春砲

※イメージ画像

 

相変わらず文春砲が世間をざわつかせている。菅義偉首相の長男による総務省幹部接待問題に続いて、武田良太総務相とNTT社長との会食、そして東京五輪開会式の演出担当者による女性芸人への容姿侮辱演出案。

 

私たちが知り得ない独自ネタを仕込み、満を持して特報する。報道記者の面目躍如といったところなのだが、最近の文春砲は、ネタの内容からしてどれもタレコミ情報から得たものばかりである。

 

記者が独自取材から発掘するネタと異なり、タレコミ情報というのはリーク元がスキャンダルを利用している点に問題がある。つまり、報道によって誰かを貶めたり、自身に役職や謝礼などの見返りがくることで、裏側の悪事を暴いた瞬間に、新たな悪事が居座るのである。こうした展開の場合、「刺された」側よりも「闇討ちした」側の性根の方が腐っているというのも、世の常である。小さな悪が淘汰される代わりに巨悪が居座る契機となりやすい。スキャンダルによって、本来であればスムーズに事が運んでいたはずの事業が滞ってしまったり、新たな受益者によってかえって悪徳がはびこる結果を招くことになる。

 

今回の「容姿侮辱」特報はどうだったか。東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)がタレントの渡辺直美氏(33)の容姿を侮辱する演出を提案していた内容は、昨年3月、10人以上のグループLINEでアイデアを出し合う際に、ダジャレを交えて冗談半分に打ち込んだ内容だった。

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