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【論説】千葉県知事に野党系の熊谷氏当選

県内外から批判を浴びた森田知事

 

任期満了に伴う千葉県知事選が3月21日投開票され、立憲民主党県連などが支援した新人で前千葉市長の熊谷俊人氏(43)が、元県議の関政幸氏(41、自民党推薦)、元予備校講師の金光理恵氏(57、共産党推薦)ら7新人を大差で破り、初当選した。

 

熊谷氏は日本維新の会、国民民主、社民各党の県組織に加え、自民、公明両党の一部国会議員の支持も受けた。公明党は自主投票。与党の足並みは乱れ、7月の東京都議選や次期衆院選を控え、不安を残す結果となった。

 

無所属3新人の争いとなった千葉市長選も同日行われ、熊谷氏後継の元副市長神谷俊一氏(47)が、自民党元市議小川智之氏(47)らに勝利した。

 

知事を3期務めた現職の森田健作氏(71)は今期限りで退任する。森田氏は千葉県に大きな被害をもたらした2019年9月の台風15号を巡る対応で大きな批判を浴びた。県内で大規模停電が続く中、県庁から30キロ離れた自宅に私用車で立ち寄ったほか、私用や散髪で東京都内に行き、災害対策本部や公舎を離れていたことが報じられ、知事としての適性が疑われた。

 

熊谷俊人  無新 1,409,496 当選

関政幸   無新  384,723

金光理恵  無新  122,932

皆川真一郎 無新   20,256

平塚正幸  諸新   19,372

加藤健一郎 無新   15,986

河合悠祐  諸新   15,166

後藤輝樹  諸新   12,150