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【論説】ウイルスより怖いかもしれない中国製ワクチン

※イメージ画像

 

中国・北京市の国営遊園地「石景山遊楽園」で、偽物のキティちゃんやドラえもんが、無様な髭や姿かたちをした被り物で園内を歩き回る姿がワイドショーなどでよく取り上げられたのは、2006年頃のこと。

 

あれから15年近くが経過し、中国の経済力は世界を牽引し、2028年には米国を抜いてGDPで世界一になる見込みだ。かつての国力であれば、もっと大きな批判を浴びたであろう武漢市発のコロナ禍も、アフリカや南米の一部では中国製マスクを重宝し、批判どころか「中国に感謝している」と公言する発展途上国の指導者もいる。

 

中国が青龍のように右肩上がりで繁栄するいまの時代にコロナ禍が生じたのも、何か宿命めいたものを感じる。都市伝説界隈なら陰謀論を確信する様々な変化の中で、世界がコロナ禍から脱する決め手となるであろうワクチン外交でも中国オリジナル版が世界を席巻している。

 

日本をはじめとする先進諸国は、ファイザー(米)やモデルナ(米)、アストラゼネカ(英)といった欧米の製薬会社が開発したワクチンを輸入し始めている。人口約920万人のイスラエルでは、すでに約440万人が1回目の接種を終え、2回接種済みも300万人以上。対象は全住民となっている。使用されたのは、世界でいち早く開発されたファイザー社製(ドイツ・ビオンテック社と共同開発)で有効性90%超を誇るmRNAワクチンのみを使用しており、米国との親密度が伺える。

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