seikei「なるほど、なっとく政経塾」

【なるほど納得政経塾】-55号- 「なぜ事業愛が必要なのか」   小山和伸(神奈川大学経済学部教授 経済学博士)

既に10年以上も前のテレビ番組の話であるが、あるガラス瓶製造会社を取材したルポルタージュを紹介したい。そのガラス瓶メーカーの敷地内には、色別に選別されたガラスのかけらが山積みにされており、それらを調合して溶解し、様々な色や形の瓶をつくる。 

その家族経営の町工場で、家族が夕食時に食卓を囲む風景が放映された。食卓には赤や黄色、青色などの色々な色や形のガラス瓶が並んでいた。それを囲んでいるのは、創業者と二代目社長とその奥さん達、そして三代目予定のまだ小さな子供だった。そこでは、主に現役の二代目社長が、アナウンサーのインタビューに答えていた。

二代目社長は色々な瓶を撫でながら、夏は青い瓶に水を入れて飲むと、心なしか冷たく感じること、また冬には赤い瓶に入れると温かく感じること等を話していた。その時、聴き手のアナウンサーが、ペットボトルの普及によって、ガラス瓶の需要が減っているのではないかとの話題に触れた。

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