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プレミアム商品券は経済活動の起爆剤となりえたか!?    記者 永井由紀子

コロナ禍による経済の低迷を打破する妙案として打ち出された「プレミアム消費券」だが、

その効果はいかほどのものであったのだろうか。

似たような商品は他にも、ふるさと納税、旅行券、UIJリターン補助金などがある。

 

プレミアム商品券は税金を使い、1万円の券を購入し、指定の店で買い物をすれば1万円以

上の鋳物が出来る仕組みとなっている。

10~20%もお得になるシステムであり、多くの方が利用したのではないだろうか。

 

某市のケースでは、18,2億円の費用を商品券にあてた。消費総額は22,8億円となり、新た

な消費に結びついた額は7,2億円と算定されている。

発行に際し、政府の補助金もあり、消費に結びつくという一見よく出来た仕組みだが、日本

中のすべての自治体に有効であるとはいえないのが実情である。

人口層や店の有無、利用できる店舗数などにより、正否がわかれるところである。

 

問題のひとつは、たとえ5,000円の商品券で6,000円分使えるといっても、実際に明日の家

賃、電気代、食費代、などに切迫している人がこれらのプレミアム商品券を購入できるかど

うかである。

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