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【論説】真価が問われるコロナ禍の政治

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記者として政治家を取材する。議員秘書として政治家の手足になる。報道や雑務も重要な仕事であるが、主従の関係でいえば政治家ありきで生じる仕事である。汚職を報じても、秘密を守っても、所詮は黒子に過ぎない。政治家というプレイヤーあってこその報道であり、秘書業務である。

恒星を周回する惑星ではないが、周辺で仕事をしていると一度は己が主人公、政治家になったら――と想像する。徳島の阿波踊りでも、「踊る阿呆に見る阿呆。 同じ阿呆なら踊らにゃ損損」と謳う。カラオケだって、どんなに上手い素人の歌を聞くよりも、自ら歌った方がドーパミンやアドレナリンは放出され、健康にもいい。自らが信念とする政策が実現された時の喜びは何物にも代えがたいだろう。

しかし、コロナ禍の対応を見ていると政治家が少々気の毒になる。自粛を呼び掛けても、消費活動を促しても批判される。誰もがストレス下にある現状では、不満の矛先は自然と行政を担う政府に向かう。たとえ菅政権が年末年始の前に自粛を強く要請しても、今回の第3波は防げなかっただろう。

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