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【論説】感染拡大イコール政権批判という無責任な論調

※イメージ画像

 

9月の就任時には各種世論調査で70%台という高支持率でスタートした菅義偉政権だが、3か月余り経過した現在、その支持率は30%に落ち込み、倒閣の声さえも聞こえ始めている。

 

菅内閣に明確な失政があったとは思えないが、コロナ第3波の到来で結果的にGoToキャンペーンや感染対策に不手際があったと判断され、この急落を招いた。

 

さて、テレビのワイドショー番組は軒並み、無責任なコメンテーターや専門家の意見を垂れ流し、政府の無為無策を陰に陽に批判している。このテーマになると、番組制作者は実に単純な台本で視聴者を誘導する。街に出て、政府や自治体の自粛要請についてどう思うかを尋ね、「今は仕方がない」という声を集め、政府はこんな政策を打ち出しているが、GoToを続けたい意向や野党の突き上げに苦慮している現場を流し、スタジオのゲストが感想を述べる。

 

取材内容を受けて、スタジオのゲストが総括するような流れとなるわけだが、タチが悪いのは医療博士と称する人物や、局員コメンテーターである。彼らは最初から医療業界や政権批判の側にいるから、コロナと聞くだけで最優先事項として思考停止し、拡大阻止できない政府を全力で批判するだけである。

 

彼らの主張は、中国共産党の強権を見倣えと言わんばかりである。大して政治に関心のない国民も、普段なら彼らの妄言など話半分にしか聞かないが、コロナ禍の場合、日々の感染者数が発表されるから、さも状況は悪化し続け、政府は無為無策のままだと錯覚してしまう。

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