intelligence「対中国インテリジェンス戦争最前線」

世界36ヶ国で反中国抗議活動「Resist China」 石井英俊(自由インド太平洋連盟 副会長)

中華人民共和国の建国記念日「国慶節」の10月1日、世界36ヶ国/88会場において、反中国の抗議活動が一斉に行なわれた。これは世界最大のチベット支援団体であるSFT(Students fo a Free Tibet、本部ニューヨーク)が呼びかけたグローバルアクション「Resist China」で、公式の参加登録だけで200の団体が名乗りをあげたものである。10月1日に対中国の活動を行なうこと自体はこれまでもあったが、このような国際的統一行動が図られたことは初めてであり画期的だった。 日本においてもこの呼びかけに応え、Resist China 日本実行委員会(http://resistchina.fipa.asia/ )を組織し、国会内(衆議院第1議員会館)における集会と、中国大使館前での抗議活動が行なわれた。報道では、TBSのあさチャン!、読売新聞、産経新聞、英語媒体ではJAPANForward、中国語媒体では新唐人電視台などの他、多くのメディアが既に報じている。ライブ配信も行なわれ、録画をYouTube(https://www.youtube.com/watch?v=fTjL1V4jbrw )で見ることも可能となっているので是非ご覧いただきたい。

筆者は、実行委員会事務局長として企画から取りまとめと調整の任に当たった。その立場から、今回のポイントについて簡単に述べたいと思う。

まず実行委員会の構成だが、日本国内における対中国の民族運動の主要団体が全て名前を揃えており、一目見て大同団結が図られていることをはっきりと示すことが出来た。さらに発言者として、中国の占領下にあるチベット、東トルキスタン(ウイグル)、南モンゴル、香港、中国民主派の他に、中国の覇権主義に侵されつつある国として、台湾、韓国、カンボジアからも壇上に上がった。

ネット上ではなぜ韓国が参加しているのかと訝る声も見られたが、我々が組んでいるのは韓国保守派であり、明確に反文在寅、反中国、反北朝鮮である。また、カンボジアからの参加も実に画期的であった。現在のカンボジアはフン・セン独裁政権の下にある。ASEAN最大の親中国政権であり、中国の傀儡とも言われている。そのフン・セン独裁政権に抵抗している最大野党であるカンボジア救国党が、この種の活動に同席することは初めてであった。ム・ソクア副党首や在日活動家を応援してきた筆者としては実に感慨深い。彼らカンボジアの反独裁政権のグループも、反中国共産党政権の旗を掲げている。今回の集会で両者をつなげることが出来た。中国による分断工作や浸透工作は様々な形で行なわれているが、こちらは一切揺るがずにこれだけの形を見せることが出来た。これがまず最大の成果だった。

次に国会内の集会に多くの国会議員が駆けつけてくれた。国会議員本人出席が10人、他に代理出席が10人である。世話役を務めてくださった原田義昭衆議院議員(元環境大臣)、中谷元衆議院議員(元防衛大臣)、櫻田義孝衆議院議員(元五輪担当大臣)、山田宏参議院議員、長尾敬衆議院議員(チベット議連事務局長)のほか、日本維新の会から松沢成文参議院議員(元神奈川県知事)など4人の参加があった。維新からこれだけの参加があったこともこれまで無く、注目に値する。この本人出席10人のうち7人が1時間半の集会の最後まで残って参加してくれた。各国・民族からの訴えに熱心に耳を傾けていただき、連帯のメッセージ

を発していただいたことは意義が大きかった。国会内において今後の展開があることに期待している。

この巨大な連帯はこの1回のイベントで終わりではない。国内的にも国際的にも大きく広がっているこの反中国共産党政権のネットワークは、今後も様々な形で機能していくことになる。注目し、応援していただきたい。