araki「拉致問題の闇を切る」

<ドンチョル・キム博士からのメッセージ>   荒木和博(特定失踪者調査会 代表)

 平成27年(2015)に北朝鮮で拘束され一昨年解放され、帰国した韓国系米国人ドンチョル・キム(金東哲)博士とはたびたびやり取りをしていますが、今回お願いして日本国民へのメッセージをいただきました。キム博士は元々牧師で、朝鮮系中国人の夫人と中国で布教活動をしていましたが、北朝鮮と関わるようになり北朝鮮側から依頼されて東北端の羅先市で対外貿易事業を担当していました。

 

 その間米国・韓国の情報機関と接触していたため拘束され2年4か月にわたる投獄の後、米国政府の交渉によって救出されました。米国に降り立ったときトランプ大統領が出迎えたシーンは覚えておられる方もいると思います。

 

 産経新聞が報道したように、キム博士は羅先市にいたとき拉致被害者と思われる複数の日本人と接触しています。コロナのために簡単に米国を訪れることはできませんが、私自身可能な限り早く直接お会いして詳しく情報の確認をしたいと思っています。また、先日加藤官房長官兼拉致問題担当大臣に出した要請文書でもそのための協力依頼と、政府自体がキム博士から積極的に情報収集をするよう求めているところです。

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