坂東忠信氏と言えば、多芸多才、言わずとしれた中国通で活躍されています。

その坂東氏に、スパイ防止法が何故必要かに関してお話頂きました。

元通訳捜査官　外国人犯罪対策講師

☆スパイ候補者は友達から

日本人はスパイに対しての警戒心が無いですからね。至ってフレンドリーな国民性ですから、スパイから見ると非常に取り込みやすい環境にあるといえますね。

同時にネット環境も整備されて、でもセキュリティ知識が薄いので、ネットでつられることも多々あります。

例えば、SNSで友達申請をもらい承認した相手とやり取りがはずみ、だんだん盛り上がって、会いましょう、ということになり、リアルの友達になる。「私、外国人だからよくわからない」と頼られ、手伝い、要求レベルが上ってくるなどするケースもあると認識したほうがいいですよ。

☆どんな職種が狙われやすい

過去の事例からは、何らかの専門分野を持っている人や政府関係者だけではなく、その家族など周辺関係者から関係を構築し接近・接触する事が多いようですね。

各種最先端技術に携わり、国家意識の薄弱な人は狙い目です。あと中国に甘い認識を持つ議員、特に与党若手議員は取り込む低リスク・ハイリターンで長持ちですね。

どんな職業かというよりも、必要なことは、愛国心と警戒心を持つことだと思いますね。現状、この二つが欠けている人も多いように感じます。