kokutai「日本への回帰」「揺るぎなき国体」

【日本への回帰】 神社への行幸と御親拝  荒岩宏奨(展転社代表取締役)

神社行幸

 

 天皇が御親(おんみずか)らご神前にお進みになり御拝礼あそばされることを「親拝」という。そして、神宮や御歴代天皇の御陵に御親拝あそばされることを「親謁」という。

 令和元年五月一日に践祚あそばされた天皇陛下は、十一月二十二日に豊受大神宮(外宮)、二十三日に皇大神宮(内宮)の御正殿にお進みになられ、御参拝あそばされた。即位礼と大嘗祭を終了したことをご奉告する「即位礼及び大嘗祭後神宮に親謁の儀」である。

 現在では、天皇が神宮や御陵、そして神社でご神前にお進みになり、御拝礼あそばされることは珍しいことではない。しかし、神宮に御親謁あそばされた最初の天皇は明治天皇であられ、神社に御親拝あそばされた天皇は孝明天皇であられる。孝明天皇以前は、神社に行幸あそばされることがあっても、天皇御親らご神前にお進みになり御拝あそばされることはなかった。

 平安時代には、天皇の御願祭祀として神社で臨時祭が執り行われていた。この臨時祭では、天皇は神社に行幸あそばされず、宮中から祭使(勅使)を派遣し、幣帛を奉っていたのである。

 ところが天慶五年(皇紀一六〇二年、西暦九四二年)四月二十九日、朱雀天皇は承平・天慶の乱平定の報賽のために賀茂神社へ行幸あそばされ、幣帛を奉った。

 『日本紀略』には次のように記されている。

 

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