安倍政権への当てこすりとも言われる石破氏のスローガン(本人HPより)

実に不可解である。

様々なネットニュースのコメントを見る限り、石破茂氏に賛辞を送るメッセージを見ることがない。ほとんどが、媚中・親韓派の政治姿勢に疑問を投げかけるものばかりである。にもかかわらず、各種世論調査によると、国民全体でも自民党員対象でも、首相候補として石破氏の人気が1番なのだという。

国民全体とネット民との間に大きな意見の隔たりがあるのは認識しているのだが、それにしても、ここまで真逆な差が表れるものだろうか。国民全体にしろ党員にしろ、ネットの意見に表れない意見の多くがそもそも政治記事など読まない消極的支持層か、ネットを利用しない高齢者層なのだろう。

では、ネット記事を読まない人々は、何を判断材料にして石破氏をそれほど評価するのだろうか。同氏は2016年8月に地方創生担当大臣を退いてからは主な役職もなく、政治の表舞台には立っていない。テレビの評論番組などに時折登場して作り笑いを浮かべているか、安倍政権への批判コメントがどこかの記事に掲載されているか程度のものである。