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[敗戦の日] 近藤誠

15日、靖國神社を参拝。
南方で戦死した叔父が祀られている場でもあり、御霊の安らかならんことを祈念。
 
「終戦の日」と言うが、私は「敗戦の日」と言います。
負けは負けと認め、いつの日にか次の戦が起きたらば、その折には必ず勝つぞという気概を持つべきであると思うから。
大東亜戦争に負けて、占領軍に憲法を作られ、米国から沖縄は返還されたけれど北方領土はソ連(ロシア)に占領されたまま。挙句は戦後に竹島をつまらん小さな国に占領され、奪還をしないまま放置。
日本はいまだに主権国家に成り得ていない。
※桜応援団の活動趣旨(モットー)の第一条は「民族の誇りと主権を取り戻そう」です。
 
昨日、総理が挨拶の中で遺骨収集のことについて触れられたが、仰るなら、完全に日本領である沖縄、硫黄島の遺骨収集を国家として本腰を入れてなさるべきだ。
 
わが国はいつの日にか小規模でも良いから「勝利体験」をしないと弱っちい国のまま100年が経過してしまう。
勝利を信じて戦い、南方で戦死し、今も行方知れずの叔父に申し訳が立たない。
 
先月、拉致被害者奪還署名の場で、通りすがりの青年が「こんなことをしていたら北朝鮮が怒ってミサイルを打ってくる。戦争は嫌だ。命が惜しい」とほざいた。
もちろん、その腰抜けをめちゃくちゃに叱ったけれど、情けなかった。
事程左様に日本人は臆病者になり、何処の国からも侮られる地域(国家とは言えない)に堕してしまったのか。
この苛立ちを何とかしたいと本気で思う今日この頃です。