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【論説】ウィズコロナという言葉の違和感

※イメージ画像

 

ウィズコロナという言葉を聞くたびに、何となくネガティブな気分になる。ウィズという前置詞は「-と共に」「-の状態で」といった連れ添うイメージが強く、本来なら「Be with me / Stay with me」のように家族や恋人と共に過ごしたい時に使うものである。撲滅したい相手とともに営む社会なんて嫌な気分にしかならない。

 

英語では、「Coexist with the coronavirus」「Coexist with COVID-19」とし、見出しでの使用以外は略さない表記が基本である。Coexistは「共存する」「共生する」という動詞なので、人間とウイルスが否でも応でも併存するというニュアンスが伝わる。

 

第一波での収束が難しい見込みとなった5月頃から登場した言葉で、今後も世界に蔓延する不気味なウイルスと連れ添う生活を考えると鬱屈した気分が拭えない。

 

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