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【論説】コロナが示したバタフライ効果

※イメージ画像

 

たった1匹の蝶の羽ばたきが竜巻の原因となる――この例えが真実か否かはともかく、わずかな変化が未来に大きな違いをもたらすことをバタフライ効果と呼ぶ。

 

2019年11月22日に中国・武漢で検出された新型コロナウイルスが、たった1匹のコウモリから人間に感染したと仮定し、そのコウモリが適切に廃棄されていたもう一つの世界、パラレルワールドを想像してみる。

 

いま、日本は世界の中心となっているはずである。2020年7月22日に開幕した東京オリンピックは前半の注目競技である柔道や競泳、体操、卓球などで日本人のメダルラッシュに沸き、梅雨の湿気を吹き飛ばすほどの盛り上がりを見せていることだろう。

 

真夏のマラソンも大過なく札幌で開催できるのではないか。そんな期待と不安の中で、私たちは各局のライブ映像をザッピングしながら、「まだまだ日本のスポーツ競技も捨てたものではない」と希望に胸膨らませる……東京オリンピック開催を主張した石原慎太郎・元東京都知事も、青年期だった1964年当時の高度経済成長期を思い出しながら、閉塞感に包まれる日本に再びあの頃の活力を甦らせたいとの一念で誘致に奔走したことだろう。そして、その思いが一時的とはいえ、今この瞬間の日本を熱くしていたに違いない。

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