from-the-editorial-department編集部より

[魂が抜かれた29年学習指導要領 こんな内容に誰がした]

皆さんは学習を進める上で、指針となる「学習指導要領」が平成29年に改悪されたことを知っていますか。多くの人が知らないと思う。
平成20年指導要領には、
「我が国の伝統と文化の特色を広い視野に立って考えさせるとともに、我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる」とある。

ところが、安倍自民党公明党連立政権のもとで改定された平成29年指導要領では、歴史文化の特色、歴史に対する愛情、国民としての時間が欠落し、
「諸資料から歴史に関する様々な情報を効果的に調べまとめる技能を身に付けるようにする」となった。

改悪である。

歴史を学ぶことが、調査技能の向上であると言っているのだ。技能主義だと言っている。

指導要領に基づいて教科書が作られる。国を愛する気持ちはどうやって涵養すると言うのか。

今回の教科書採択の歪みは本紙でも報じているが、その前に指導要領が大きく歪んでいること知らなといけない。
なんの事はない、根本からしておかしいのだ。

安倍保守政権だから、、、。随分聞いたフレーズだが、この改悪は、その政権下で行われている。自民党文教部会も了承し、総務会も了承しているはずだ。となれば自民党の方針でこんな指導要領になったこになる。

こうなると安心して政権は任せられない。国民が監視することが必要だ。情けないことだが、文教族と言われる議員にも任せられない。奥野誠亮先生がいた時と様変わりだ。

ああ情けない。