shinkenペマ・ギャルポの「真剣・愚見」

【ペマ・ギャルポの「真剣・愚見」】   ペマ・ギャルポ(政治学博士・拓殖大学国際日本文化研究所教授)

中国の武漢市から発生した新型コロナウイルスは世界中に蔓延し大戦並みの人的、経済的に計り知れないる損害を与えた、そしてこの悲劇は今でも続いている。世界的にアメリカ、始め、欧州の国々、地方・州政府や民間団体などは、このウイルスの発生や感染の拡大の原因と蔓延の要因について、中国政府の真相隠蔽とWHO ( 世界保健機関) 中国政府の初動ミスの責任追及の声が高まりつつある。100万の署名を集め中国よりのテドトス事務局長の辞任要求する運動も高まっている。米国など具体的に中国へ賠償を求める訴訟まで起す州や団体が出現している。

この恐ろしいウイルスの正体を明確にしない限り、それを対処するる効果的なワクチンの発見も見込めないのでないかと思う。中国政府は何も隠すこと、不都合がないならば1日も早く独立調査委員よよる真相究明に協力し、発生要因と初動の対処経緯の資料を提出すべきだと思う。日本で自然災害のような受け止め方をしているようだが、世界的には人災、つまり、発生、感染の過程に置いて人的な過失または意図的問題があると見ている人も少なくない。何れにしてもその真相を証明するには中国政府のみである。その真相が明確にになり効果的治療法と治療薬が発見もされない限り、世界中の、全人類が武漢発生のコロナウイルスの恐怖に脅えながらこれからも生きていかねばならないでしょう。日本では政府は緊急事態宣言が解除されましたが6月5日現在も連日の二桁の感染者が出現し、気楽に外出外出はできません。学生と対面して満足な授業出来ません。日本人には真相追求などコロナ後にやれば良いと言う、北京政府の声をこだましている呑気な政治家や経済人が少なくないようですが、メディアも例外ではないない。どんな事件でも証拠を押さ得るには、証拠の消滅の時間を与えないことは常識のはず。媚中病院に侵されいるのはWHOのテドロスだけではないようです。真相究明を間接的妨害する勢力もウイルスによる多量殺人の共犯者である、と認識すべきでしょう。

 

私は中国武漢発祥のウイルスの対処に対する政府の努力、医療関係者の自己犠牲的、献身的な働き、国民の忍耐力と深い伝統文化に根付いた潜在的な有徳の綜合的成果により、日本は他の先進国に比べて比較的に犠牲者が少なく済んだことには感謝している。もう一つ私も含む日本人が感謝しなければならないのは日本が周りを神海によって包まれている。これは陸続きの国で人工的な線で国の境、主権の枠が決まって、常緊張感と外敵の脅威と背中合わせで生きている人々から見ると羨ましいことである。だから今回、中国習近平共産党独裁政権への忖度せずに、もっと早く港と空港をしっかり取り締まっていれば、感染拡大をもっと少なかったかもを考える実に残念である。

日本では韓国と台湾のコロナ対策のを成功例としてメディアは取り上げ、称賛した。韓国は其の後評価を変えるようなできものが起きている。蔡総統を中心に台湾は一丸となって中国ウイルスに見事に勝利した。

日本ではあまり話題にならなかったがブータン王国の武漢発祥コロナ対策で完璧な勝利を納めている。5月28日現在までにブータンータンで感染者総数28名、死者ゼロである。ブータンで最初に感染患者発生したもが3月5日アメリカ人観光客でした。政府は直ちに国境封鎖し、出入国者を厳重に守備した。直ちに国王のキードゥ( 苦楽共に)財団から緊急基金が配給された。全国からの寄付金、に加え農民たちは農産物を届けた。国会議員達も与野党問わず満場一致で1ヶ月の給料を救済基金寄付、官僚、公務員も自発的に危機対策基金に寄付した。政府直ちに120の隔離、検査、治療の施設を全国に作った。青年達は積極的ボランティアと参加した。国王陛下ご自身、奉仕団とともにインドとの国境に出向き現場視察し、関係者を激励した。海外から帰国するための経費を負担し、帰国後の検査を充実した。国民の寮費並び外国人の感染を含み患者の医療は全部ブータン政府と国王陛下の基金が負担している。ホテルとゲストハウス経営者たちは自発的ワーカー達に無料で自分達の施設を提供し、レストランは調理場を提供した。国境に押し寄せて来た西ベンガル人達も入国は拒否したが手厚く国境では必要に応じて治療を施した。28人の感染は全員観光客や帰国者ある。国内からは一人も感染が出ていません。ブータンは前国王陛下が考案した「国民総幸福度( Gross National Happiness, GNH )」思想に準じて医療も全ての国民が無料でその恩恵を無差別に受ける。今回初期の感染患者夫婦も完治し、アメリカへ帰国した。もちろん無料の治療を受けた。世界第1と第2の人口大国の狭間に生きる人口わず70万にブータン人は智慧と工夫の政治手腕を発揮して自国のアイデンティティと主権を必死にも持って生きている。伝統と近代化のバランスはブータンの医術にも見られる。予防医療に重点置きながら伝統医学と西洋医学を巧みに併用している。偶然すぎるぐらいに、現在の内閣では、首相、外務大臣、保健大臣の3人は現役の医師たちである。だから彼らは全国の300人献身的の医師達を充分有効的に活動家来たでしょう。国家と国民総動員で国家の危機を乗り越えようところも求心力はブータンの素朴な国民とその国民が敬愛する行動派の国王の融合にあるような気がした。工業と商業の発達した便利な国のよりも多少は不便 な農業国の方が危機に対して脆くないとも痛感した今日此の頃である。