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【論説】コロナ禍を味方に付けた小池都知事の強運と恐ろしい未来

5月20日、オンラインで行われた全国知事会「第9回新型コロナウイルス緊急対策本部」での小池知事

 

政治は時に未来が予見できるときがある。

 

2012年11月14日、当時の野田佳彦首相が、安倍晋三自民党総裁との党首討論で2日後の解散を約束した。国会が騒然となる中、参院議員会館で秘書業務をしていた私は議員の部屋に呼ばれ、今後の政情がどうなるか私見を質された。

 

私は総選挙での自民党圧勝と、第1次安倍政権(2006年9月26日―2007年9月26日)で舐めた失敗の経験から、第2次安倍政権は5年以上にわたる長期政権になるような気がすると強調したことを憶えている。

 

突発的な天変地異や世界情勢の変化、身内の不祥事などがあれば、支持率なんてものはいつでも急落するが、当時の情勢で表に出ている事実だけを考慮すれば、自明の理ともいえる予想だった。3年余にわたる民主党政権への失望、安倍氏が強調する金融緩和策の効果、福島第一原発の状況、尖閣や竹島などを巡る中韓との軋轢など現下の情勢は全て経験ある自民党と安倍氏の手腕を求めている。

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