shohyo「書評」

【韓国右派はなぜ敗れたか】 三浦小太郎(評論家)

 4月15日の韓国総選挙は、文在寅率いる政府与党「共に民主党」、つまりかなりの従北派を含む政府与党の完勝に終わった。300議席中、与党並びにそれを支持する政党は180議席を獲得。これで文在寅政権は国民の支持を受けた形となり、今後も従北(実際には中国従属)・反日政策は持続する見通しであると共に、国内における右派の声はしばらくは力を失うだろう。

筆者は、いわゆる韓国との断交を求める立場ではない。私は好悪の感情や歴史問題を越えて、現在の東アジア情勢を考えれば、韓国と日本は対中・対北の連携をなしえなければならないと考えている。その意図から、一昨年は韓国における右派の反文在寅デモにも微力ながら参加し、昨年は、韓国の人権団体に招請を頂き、中国の民族絶滅政策を告発する発言もさせていただいた。そのような立場から、なぜ、今回は韓国右派(私は韓国においては、保守・革新といった言葉は基本的に酒、左派・右派というより明確な政治的用語を使いたい)が敗北したかを考えてみたい。

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