gosei「天皇御製に学ぶ」

【天皇御製に学ぶ】 第四十一回 四宮正貴(四宮政治経済研究所所長)

明治天皇御製

 

「新高の 山のふもとの 民草も茂りまさると きくぞうれしき」

 

明治四十二年二「をりにふれて」と題されてお詠みになった御製である。

 

明治天皇はまた、次の御製をお詠みになってをられる。

 

「をしへ草 おひしげらせよ 新高の 山のふもとも ひらけゆく世に」
 

私が二回目に台湾を訪問した時、空港からバスに乗った途端、案内人の方が朗々と「新高の」の御製を朗誦されたので度肝を抜かれた。私は日本で観光バスに乗った時、天皇の御製が朗誦されるなどといふ経験をしたことはない。しかるに台湾で堂々と朗誦されたことに無上の感激を覚えた。

新高山(現在名・玉山。台湾のほぼ中央部に位置し、標高は三九五二メートル。台湾で最も高い山)の麓の民草即ち台湾の方々は今も、明治天皇をお慕ひ申し上げ、明治天皇さまが大切にされた「やまと歌」を詠み続けてをられる。有り難くも感動的な事實である。

「やまと歌」と台湾のことを書く時、大東亜戦争に従軍した台湾人の方々の歌のことを記さないわけにはいかない。大東亜戦争において台湾の人々は誇りを持って日本軍兵士として戦った。大東亜戦争に従軍した台湾人軍人は八萬四三三名、軍属と軍夫は十二萬六七五〇名で、合計二〇萬七一八三名であった。そして戦死および病死者は三萬三〇四名となってゐる。(厚生省援護局資料)

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