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【論説】元農水次官の懲役6年実刑判決と控訴について考える

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元農林水産事務次官の熊沢英昭被告(76)が長男を刺殺した事件で、東京地裁は昨年12月16日、懲役6年(求刑懲役8年)の実刑判決を言い渡した。弁護側は判決内容を不服として控訴している。

 

公判の過程で明らかになった新事実として、長男の素行が原因で長女の婚約が破談になり、自殺していたことが分かった。この消せない家族の傷跡が、遅かれ早かれ訪れる悲劇を決定づけたと考えられないだろうか。

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