seikei「なるほど、なっとく政経塾」

【なるほど納得政経塾】-42号- 「十一本目の矢」   経済学博士 小山和伸(神奈川大学経済学部教授)

 昔、日本の古典で読んだ物語で、出典も覚えていないし内容もうろ覚えだが、話の要点が伝わるように解説してみたい。

 昔ある村に旅人や村人を襲う化け物が現れて、人々はこれを恐れ、ほとほと手を焼いていた。村人たちの発案で、武芸練達の士を厚遇して迎え、この妖怪を退治してもらおうということになった。ところが、弓の名人と言われた勇者も、朝方には無残な死骸となって見つかる始末だった。村人たちはいよいよこれを恐れ、また旅人の足もこの村から遠ざかるようになったという。村は、この妖怪のおかげで、ただ寂れてゆくばかりだった。

記事の続きは有料会員制サービスとなります。

会員の方でコンテンツが表示されない場合は会費のお支払いが完了していないか、有効期限をご確認ください。

新規会員登録される方、会費のお支払いをされる方は「入会のご案内」をご覧ください。

有料会員登録をする

やまと新聞は日本人による日本のための新聞社です。
会員には月額500円のwebと会員月額3,000円の正会員の2種類があります。

会員の方はこちら