contribution寄稿・コラム

【毎月18日は世田谷観音にある特攻観音堂での月次祭】 奥本康大(「空の神兵」顕彰会 会長)

毎月18日14時〜から始まります。
通常、参列者一同で般若心経、特攻観音経他を唱えることになっている。
般若心経は多く人が知っておられるが、特攻観音経は耳慣れないお経ですが、この観音様のために、どなたかが創られた。
当時の世界情勢や日本の置かれた立場、将兵達の国を守るために立ち上がった心理状態を素晴らしい言葉で描写されている。
このお経を読むだけでも大東亜戦争は正しかったと理解できる。
昭和天皇が発せられた開戦の詔勅に似ている。
言葉が難しくは諳んじて唱えることは難しいが、毎月唱えるだけでご利益があるような気がします。
特攻観音堂にお祀りされている英霊は4615柱。その内、落下傘部隊の特攻の英霊は622柱。約13%が落下傘部隊なのに認知度が低いのは悲しいことです。
落下傘部隊の特攻は薫空挺部隊(60柱)高千穂降下部隊(450柱)義烈空挺隊(112柱)です。
落下傘部隊は、原則、奇襲部隊であり敵が怯んだ時に地上部隊が追撃して制圧するのが常套手段です。パレンバン奇襲部隊と違い、戦局が苦しくなってきた大東亜戦争末期は地上部隊の支援が得られず、単独部隊で敵飛行場に落下傘降下や飛行機による強行着陸をするしかありませんでした。
それでも勇敢な落下傘部隊は任務遂行の為、突入し散華されました
パレンバンは奇跡の大勝利と言われていますが、地上部隊が到着する前に、飛行場と二箇所の製油所を制圧しました。それも約24時間程で制圧したことは、世界の戦史でも稀なる大勝利でした。
同じ落下傘部隊でも与えられた使命・戦略は全く違う、薫、高千穂、義烈の各部隊。
父と謂わば戦友とも言うべき落下傘部隊の慰霊と顕彰は自分の責務と考えている。
またこれを国民的行事にしなければいつまでたっても、国家の犠牲者とか犬死的な誹りを受けることになってしまう。
微力であるが尽力していきたい。