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【マリの喫茶室(34)】 ダイソン家電

 今まで自覚がなかったが、最近、自分が他の人よりも、電気製品をよく購入することに気づいた。好きなメーカーはPanasonicとダイソンである。ダイソンは、イギリスの家電メーカーである。今回は、ダイソンのお勧め家電を紹介します。
 
(1) ドライヤー
 
ダイソン家電の特徴として共通しているのは、①すごく高いこと、②大きくて重いことである。
ドライヤーは安いものは数千円、高くても1万円台が常識だった。ところが、ダイソンは、2016年に4万円から5万円する高額ドライヤーを売り出した。ドライヤーの常識を打ち破る価格にもかかわらず、大ヒット家電になった。
ドライヤーに5万円なんて・・と躊躇していた私も、友人が買い替えて良かったという話を聞き、2017年に新モデルが出た後に、ついに購入してしまった。
ダイソンドライヤーの魅力は、なんといってもパワフルで、髪がすぐに乾くこと、これまでの1/3くらいの時間で乾かすことができる。それまで、髪を洗うのはいいが、乾かすのが本当にめんどくさく、ストレスであった。しかも熱風は髪を痛める。
それを解決したのがダイソン、すごい轟音とパワーで髪を乾かす、しかも髪を痛めないという。髪が痛まないかどうかはよく分からないが、早く乾くのは間違いない。
5万円出しても価値がある。ドライヤーは毎日のことだから、ストレス軽減、時短商品としてお薦めですよ。
 
(2) ダイソンのコードレス掃除機
 
コードレス掃除機は、軽くて使いやすいが、吸引力が弱く、ゴミの容量も少ないので、サブにしか使えない、という常識を変えたのもやはりダイソン。
驚くべき吸引力でメイン掃除機として使える。
しかし、ダイソンのコードレス掃除機には、色々と欠点がある。まず値段が途方もなく高い(最新型V11のフル装備は11万円を超えている。)。そして重い。また、壁にねじ止めなので、壁に穴があく。
一方、ダイソンのコードレス掃除機には、欠点を補ってもあまりある基本性能の高さがある。具体的には、①なんといっても吸引力が強い、②排気がきれい、③ごみ捨てが簡単、というメリットがある。
今回、掃除機が壊れてしまったので、ネットで色々探して見ていたが、口コミ上位はやはりダイソン掃除機である。そしてこの2019年4月にダイソンV11という新型が登場した。V11の最大の特徴は、専用の壁掛けスタンドがついていること、もう壁に穴を開けなくても置くことができる。壁に穴をあけるのが嫌だからダイソンの購入を躊躇していた人には朗報である。
さらに、V10に比べて吸引力が25%アップしており、確かにすごい吸引力、とりこぼしがない。それに前よりも静かになった。重さもあまり気にならない。
液晶画面にバッテリーの残量表示も出るのも今回の改良点である。表示も英語ではなく、日本語で「フィルターが外れています」とか「充電をしてください」と出るので、分かりやすい。排気も臭くないし、ゴミ捨ても簡単。強いて欠点をあげれば、大きいことか。ウサギ小屋の日本の家屋にはダイソン家電はどれもでかい。現在我が家のリビングには、ダイソン掃除機がデーンと鎮座している。
でも、掃除が楽しい!とまでは言わないけれど、前よりも、気軽に掃除する気になったのは確かである。
 
(3) 羽のない扇風機
 
 ダイソンの扇風機革命といえば、羽のない扇風機。扇風機の常識を変えた2009年のヒット商品である。扇風機の羽があると、子どもが手を突っ込んでケガをしないか心配だし、羽の掃除が面倒である。その扇風機最大の特徴であり欠点であった羽がない!これは画期的だった。
さらに、最初は扇風機だけだったが、今はピュアクールで扇風機+空気清浄機、さらにホット&クールで扇風機+空気清浄機+ヒーターで一人3役1年中使えるタイプも出ている。見かけもスタイリシュでかっこいい。
私が昨年購入したのはピュアクール。ホット&クールにしようか迷ったが、ヒーターはいらないかなと思い、扇風機と空気清浄機が一体となった一台2役のタイプにした。
こちらははじめものすごくうるさくて、ピーピー鳴っていた。外国家電だからうるさいのかなとあきらめていたが、1年近くたってから、あまりにもうるさいので、ダイソンに電話をしたら、特にリクエストしたわけでもないのに、あっさりお取替えをします、と言ってきた。交換された製品はとても静かで、これまで不良品とは気づかずに、我慢していたことが馬鹿らしく感じた。もっと早く連絡すればよかった。推測だが、同様のクレームは多かったので、リクエストしていないのにすぐ交換してくれたのかもしれません。まあ、クレーム対応も良好ともいえます。
空気清浄機の効果はよく分からないが、扇風機で羽がないというのは確かにいい。音も交換後はあまり気にならない。
しかし、欠点はある。第一にフィルターの寿命が短いこと。空気清浄のフィルターは1年に1回お取替えだそうで、これは日本のメーカーに比べ寿命が短いといえる。
第二に、表示が分かりにくいこと。液晶画面には温度や湿度、PM2.5やら色々出るって、何を表示しているのかよく分からない、日本語で分かりやすく表示して欲しい。
三点目に、リモコンでしか操作ができず、本体には電源ボタンしかないこと。しかもリモコンがとても小さくて紛失リスクがある。このため、私はリモコン入れを別途購入して置いているが、本体で操作ができればいいのに、と思う。
 
(4)まとめ
 
ダイソン家電は高性能が最大の魅力。
しかし、一方で、高価格という欠点がある。価格についていえば、付属品が多すぎるので、付属品をオプションにして本体価格を下げてくれればいいのに・・と思う。掃除機のヘッドがたくさんあるが、用途にあわせていちいち付け替えている人がどのくらいいるのだろうか。また、ドライヤーも、ヘッドを付け替えて使う人がどのくらいいるのだろうか。早く乾けばそれでいい。保管場所もいるので、無駄だなあと思う。
また、説明書が不親切、分かりにくい。日本のメーカーなら、もっと説明書が分かりやすいと思うが、これは外国メーカー共通の欠点だなと思う。日本語版があるだけましだと思うしかないのだろうか。しかし、日本市場はかなり有力なはず、日本メーカーの小技を見習ってほしい。
ダイソンは性能が優れているだけに、細かい点がもったいないと思う。今後日本人の感性にあわせて、翻訳調ではない分かりやすい説明書、過剰な付属品の整理、分かりやすい液晶表示など、きめ細かな工夫をしてくれれば、もっと日本人向きの使いやすい家電になると思う。ダイソンさんよろしく!!!
 

(南紀白浜アドベンチャーワールドのパンダ親子)