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【論説】オスカー4冠、クイーンの真価を見せつけた「ボヘミアン・ラプソディ」

映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式HP

 
第91回アカデミー賞が2月24日に発表され、作品賞は「グリーンブック」に輝いた。しかし、この日主役となった映画は、英国ロックバンド「Queen(クイーン)」のボーカル、フレディ・マーキュリーの人生を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」だったと言っていい。作品賞こそノミネートに終わったものの、主演男優賞と録音賞・編集賞・音響編集賞の最多4冠を受賞したのである。
 
日本で公開されたのは昨年11月。ほぼ同時期に公開された日米英とも興行成績は伸び続け、現在でも世界各地で上映が続いている。当初、評論家の評価は総じて辛辣だった。「内容や表現が凡庸」「核心を突く場面が描かれていない」「ストーリーに意外性がない」等々。同映画はクランクアップまでに主役や監督の交代が相次ぎ、脚本も二転、三転するというトラブルが続いたこともあり、公開前から半ば駄作扱いされていた。
 
それがまさかの大ヒット。前評判も映画評も全てひっくり返す結果となった。

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