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秋の叙勲:西村眞悟氏、すぎやまこういち氏が授章

 今月3日、政府は秋の叙勲受章者を発表した。
 
 元衆議院議員の西村眞悟氏は旭日重光章を受章した。これは旧制度の勲等では勲二等とされた勲章。西村氏は衆議院議員として平成5年に民社党から初当選し、計6回の当選。防衛政務次官や衆議院懲罰委員長、同災害対策特別委員長などを歴任している。
平成9年には国会議員として初めて中国が領有権を主張する尖閣諸島で上陸視察を行った。
北朝鮮拉致問題にも古くから取組み、横田めぐみさん拉致事件を国会で初めて取り上げ、拉致議連には結成時から参画。拉致被害者の全員救出を一貫して主張してきた。
現在は民間の立場から国事への問題提起を続けている。
 
 作曲家のすぎやまこういち(本名:椙山浩一)氏は旭日小綬章を受章した。こちらは旧制度の勲等では勲四等とされた勲章。すぎやま氏は60年代のグループサウンズの時代から数々の名曲を世に送り出してきた。
特にTVゲームの大ヒットシリーズである「ドラゴンクエスト」の楽曲の担当として知られ、同楽曲群は交響組曲「ドラゴンクエスト」として編曲され、今日も自身の指揮により各地でコンサートが行われている。
平成19年にはワシントンポストに掲載された「慰安婦募集に日本政府や軍の強制はなかった」という趣旨の意見広告を主導。
近年は日本のマスメディアの中立性についての問題を指摘し、平成27年には「放送法遵守を求める視聴者の会」を結成した。