social-issues社会

オウム真理教幹部ら6名死刑執行 上川法相「日本は法治国家なので、裁判所の判断を尊重し慎重かつ厳正に対処した」

26日午前、法務省は、オウム真理教によるサリン事件などで死刑が確定した元幹部ら6名の刑を執行した。

教団元代表の麻原彰晃こと松本智津夫と他の元幹部ら7名の死刑囚については、今月6日に執行済み。

今回の執行で、教団の一連の事件に関与した全ての死刑囚の刑執行が完了した。

上川陽子法務大臣は、同日午前に臨時会見を開き、24日に執行命令書に署名したことを明らかにした上で、死刑執行を決断した理由について、次のように述べた。

「死刑は、人の命を絶つ極めて重大な刑罰であるから、その執行に際しては、慎重な態度で臨む必要があるが、同時に、(日本は)法治国家なので、確定した裁判の執行が行わなければならない。

死刑の判決は、極めて凶悪かつ重大な罪を犯した者に対して、裁判所が慎重に審理を尽くしたものだ。法務大臣として裁判所の判断を尊重しつつ、法の定めるところに従い、慎重かつ厳正に対処すべきと考えている。

本日の死刑執行においても、そのような姿勢に則り、慎重な検討を重ねた上で死刑執行命令を発した」