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参院定数6増公選法改正案、倫理選挙特別委員会で可決

17日午前、参議院の定数を6増する公職選挙法改正案は、衆議院・倫理選挙特別委員会で採決が行われ、自民公明両党の賛成多数で可決した。

同委員会理事会で、自民党は、質疑終了後、直ちに採決を行うことを提案したが、野党側は、審議が不十分として、受け入れなかった。

委員会の質疑終了後、自民党が、採決に移る緊急動議を提出すると、立憲民主党は、同特別委員会の平沢勝栄委員長に対する不信任動議を提出した。

立憲民主党の森山浩行議員は不信任案提出の趣旨説明の中で「法案は、前回の選挙で期待された抜本的なものでない」「(候補者の得票数応じて当選順位を決める比例代表に、あらかじめ政党が当選順位を定める)特定枠という自民党の党利党略に片寄っており、国民の理解が得られない」と述べた。不信任案は採決の結果、賛成少数で否決された。

その後法案の採決が行われ、自民公明両党の賛成多数で可決した。

同日午後1時から開かれる予定の衆議院本会議で、法案採決が行われる予定だったが、野党が、自民・古屋圭司衆議院議員運営委員長のパーティー収入過小申告疑惑報道に反発していることから、午後2時の段階で本会議開催の見通しは立っていない。