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平成29年度補正予算成立 維新は賛成の立場取るも、予算案批判に終始

参院予算委員会、平成29年度補正予算案は、自公維新などの賛成多数で可決した(Photo/松原 久)

1日午後、参議院本会議において、平成29年度補正予算案の採決が行われ、自民・公明・日本維新の会などの賛成多数で可決・成立した。

一般会計補正予算の総額は、2兆7073億円となる。

補正予算案の予算委員会通過を受けて、与党理事と握手する安倍晋三首相(Photo/松原 久)

補正予算案は、1日午後に行われた参議院予算委員会で、自民・公明・日本維新の会などの賛成多数で可決され、その後開かれた参議院本会議に緊急上程された。

採決に先立つ討論で、自民党は「国難を突破し、変化に果敢に対応するための予算であり、1日も早い成立と着実な実行を、国民が望んでいる」と述べた。

民進党は、土地改良事業が補正予算に組み込まれていることについて、「バラマキのそしりを受けかねない」として反対の意向を示した。

日本維新の会は、賛成の立場で討論を行ったが、内容的には、補正予算案への批判に終始し、消極的な賛成の立場を明らかにした。

補正予算成立を受けて、2日から、衆議院予算委員会で、平成30年度予算案の質疑が始まる。