the-diet国会

立憲民主・枝野氏代表質問 立憲主義なのに、自衛隊は合憲 元同僚議員が矛盾を指摘「立憲主義標榜する以上、憲法改正は論理的に必然」

20日、衆議院本会議が開かれ、代表質問が行われた。野党第一党の立憲民主党枝野幸男代表は、立憲主義を標榜しながら、自衛隊を合憲とする見解を示した。

枝野氏は、「いわゆる安保法制、集団的自衛権は、立憲主義の観点から、決して許されない」とした上で、 「立憲主義に反した状況を放置しておいて、真っ当な憲法議論ができるわけがない。まずはきちんと、今ある憲法を守ってから言え。それが真っ当な順序だ。ましてや、安保法制を前提としながら、自衛隊を憲法に明記したら、立憲主義違反を、事後的、なし崩し的に追認することになり、とうてい認められない。

また、今のまま自衛隊を明記すれば、地球の裏側まで行って戦争ができることになり、これは、『自衛隊』という名の軍隊」を、認めることに他ならない。専守防衛から大きく逸脱し、日本国憲法の平和主義は、換骨奪胎される」と述べ、安倍政権の目指す、憲法改正に反対する姿勢を明確にした。

自衛隊の存在自体については、「専守防衛に徹する自衛隊や、個別的自衛権の行使について、合憲であるとの立場だ」と述べた。

憲法9条は、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」としているが、自衛隊が、戦力保持をしていることは厳然たる事実であり、憲法9条をそのまま解釈すれば、自衛隊の存在は明確な憲法違反だ。

記事の続きは有料会員制サービスとなります。

2023年3月より新規会員は新サイトで募集しています。
こちらでご覧ください。

Yamatopress Web News

やまと新聞は日本人による日本のための新聞社です。
会費は月額350円(税込)です。全ての記事・コラムがご覧いただけます。

会員の方はこちら