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過去にあった国会召集日衆院解散 本会議開かず解散の例も

平成8年9月27日衆議院解散の様子を記した官報

25日午後の安倍晋三首相会見によって、28日の衆議院解散が決まったが、国会質疑がされず、冒頭に解散される見通しであることについて、民進党前原誠司代表が「憲法違反の疑いが極めて高い。解散権の乱用」と発言するなど、野党側は反発を強めている。

しかし、国会では、冒頭解散が行われた事例があり、場合によっては、本会議すら開かれずに解散となった事例もある。

過去の事例の一部を紹介する。

平成8年9月27日第137回臨時国会召集日(第一次橋本内閣)

本会議冒頭、議席の指定が行われた後、土井たか子議長が、解散詔書を朗読して衆議院解散となった。

昭和61年6月2日の第105回臨時国会召集日(第2次中曽根内閣)

本会議は開かずに、議長応接室に各会派の代表を集め、坂田道太議長が、解散詔書を朗読して衆議院解散となった。(いわゆる死んだふり解散)