cc「中朝国境の旅」

連載第14回 対話もダメ、圧力もダメ、ならば実力だ! 野牧雅子(宮塚コリア研究所研究員)

連載第14回
対話もダメ、圧力もダメ、ならば実力だ!
野牧雅子(宮塚コリア研究所研究員)

 

 北朝鮮をめぐる攻防が膠着している。周辺諸国がじいっとして動けないまま、あの三代目はどんどんミサイル実験をしている。さらに、ロシアが大量の石油を北朝鮮に提供した、とか、中国が北朝鮮からの鉱物の輸入を増やした、とか、日本人にしてみればむかつく話題がメディアに登場している。つまり、北朝鮮が勝っているのだ。アメリカが空母派遣の数を増やそうと、軍事訓練をしようと、あの三代目はせせら笑っている。誰も北朝鮮の核開発を止めることができないことを分かっているのだ。
 
 専門家たちが色々な理由を挙げている。が、最終的には、「世界中の誰も、血を流す覚悟ができない。」ということである。北朝鮮が核を保有していることが確かなので、空爆だけでは金王朝を打倒できないからである。
 
 日本が軍隊を派遣して北朝鮮に武力行使するには、憲法その他の法的な準備が必要だが、総理大臣が自ら、憲法記念日に、「憲法九条はそのままおいといて、あらたに、自衛隊の存在をその次に明記しよう」と提案している。つまり、憲法九条、この日本人の精神を堕落させる腐敗の法文、それがそのまま残るのだ。
 

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