columnコラム

【佐波優子 私のライフスタイル12】「現代文は、対の文章を探せ!」

「現代文は、対の文章を探せ!」

 

土屋:佐波さんの、偏差値28からの慶應大学合格体験記。今回も宜しくお願い致します。

佐波:宜しくお願い致します。

土屋:前回は現代文の勉強についてお聞きしましたね。文章を読むためには社会背景も含めて授業をしてくれる予備校の先生の話、面白かったです。他に現代文の授業で参考になったものはありましたか?

佐波:文章を記号だと捉えて論理的に読んでいく授業が役に立ちました。

土屋:記号?面白そうだな。

佐波:私は以前は評論文や社会学的な文章が苦手で、読むといったら推理小説とかばっかりだったんですよね。物語というのは、どんどん先に展開していくから楽しい。泣いたり笑ったり、感情面で読んでいくことが多かったんです。だから論理的な文章というものがよく分かっていませんでした。

土屋:若者の読書離れなんて言われて久しいけど、確かに評論文より小説の方が読みやすいからね。で、評論文をどうやって論理的に読むの?

佐波:現代文の先生が教えてくれたのは、「はさみこみ構造」と呼ばれる読み方でした。

土屋:「はさみこみ構造」?どんな構造なの?

佐波:著者の主張が、何重にも挟み込まれているという構造だそうです。

土屋:うーん、それだけじゃよく分からないなあ。

佐波:実際の過去問だと文章が長いので、ちょっと即興で例文を作ってみます。例えば、私が玉ねぎを批判したいとしますよね。

土屋:野菜の玉ねぎ?え、佐波さん玉ねぎ嫌いだっけ?

佐波:好きですよ。でも他に嫌いな食べ物がないので、一応玉ねぎが嫌いという設定でやってみますね。実際今書いてみますけど、分かりやすいように段落番号をつけます。

 

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