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《ストップ・ザ・左翼政局》「代表選で圧勝したものの ポスト蓮舫が焦点化する民進党」 フリーライター・元文部科学大臣秘書官 鳥居徹夫

 岡田克也代表の辞任を受けての民進党の代表選は、9月15日に行われ、蓮舫が1回目の投票で選出された。
その内訳をみると、党員票・地方議員票は3分の2を獲得したが、国会議員・公認内定候補者の票は過半数を超えた程度であった。
 蓮舫が、日本と台湾との二重国籍を自白し、台湾籍の除籍を申請したことを記者会見したのは9月13日、党員票・地方議員の郵便投票を締め切った後であった。代表選挙の翌日16日に開かれた両院議員総会では、幹事長に野田佳彦が選出されたものの、主要役職については5日遅れた9月21日に、ようやく決定した。
 代表代行には、安住淳、細野豪志、江田憲司を据えたが、政調会長には大串博志、国会対策委員長に山井和則など、重要ポストはおしなべて軽量級である。蓮舫代表が、常任顧問の就任を求めた赤松広隆、前原誠司には断られたし、枝野幸男や長妻昭なども、主要ポストについていない。ところが驚くことに、最高顧問に菅直人が指名されている。

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