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なるほど納得政経塾 第三回 「集団内における人間観」

なるほど納得政経塾 第三回「集団内における人間観」
神奈川大学経済学部教授 経済学博士 小山和伸

前回、経済学における人間観として「経済人仮説」を説明した。利己心に基づき完全に合理的な行動をするものと仮定される人間観で、かなり現実離れした単純化がなされていることを論じた。この人間観に基づいて、人間行動を観察的に分析しようとしたのが、ホーソン実験と呼ばれるものである。1924年から1932年まで、ハーバード大学のE. メイヨーやF. レスリスバーガーが中心となって、ウエスタン・エレクトリック社のホーソン工場で行った観察実験である。

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