筆は剣より危うし 第三回「天皇への忠義を貫いた吉田松陰先生」三澤浩一

 10月20日は地久節。皇后陛下のお誕生日である。謹んでお慶び申し上げる。

 皇后陛下が8月8日の午後3時より「お気持ち」を公表あそばされた。洵に畏れ多いことと、ただひたすら謹むばかりである。軽挙妄動は許されないが、いたずらに盲従すべきではないと信じる。

 僕は8月8日の午後3時、萩の松陰神社にいた。ある会合に出席するため、山口県の萩市へ出張していた。幸いなことに夕方からの会合だったので、早めに萩市へ入り、松陰神社に参拝したのだ。

 天皇陛下の「お気持ち」が表明された時刻、僕は松陰神社を参拝することができた。この時刻に松陰神社の神前にいることができるよう、予定を組んだからだ。この日に萩市へ赴くのは、偶然ではなく、必然のことと信じ、なんとしても、この時刻には松陰神社の神前にありたいと願った。