2017年08月19日(土曜日)
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「中朝国境の旅」 第一回 宮塚コリア研究所研究員 中学校教員 野牧雅子

平成一九年八月から夫宮塚利雄(宮塚コリア研究所代表、元山梨学院大学教授)に同行し、中朝国境を見渡すようになり、九年の歳月が流れた。私の役目は写真撮影と宮塚の酒を制御することであった。写真撮影については大いに実績を残した。もう片方はいまだ、成功したことがない。

中朝国境とは、白頭山(中国では長白山)から北東側へ流れる豆満江と西南へ流れる鴨緑江を指す。豆満江側では延吉市に拠点を置く。延吉市は吉林省にある延辺朝鮮族自治州の一つである。朝鮮族自治州と銘打つからには、延吉の人々の大方は朝鮮族であろうと思い込んでいたが、街中、ホテル授業員、肯德基(ケンタッキーフライドチキン)、屋台の新聞売りの小母さんにいたるまで、大方が漢族であり、どこも中国語が話され、朝鮮語は通じない。だから、朝鮮語は話せるが中国語は話せない宮塚には、朝鮮族の案内人が必要なのである。朝鮮族の人達はたいてい、朝鮮語と中国語の両方を流暢に話すことができる。

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